Jan 11, 2005

大女優になるためのその1


photo by 女優仲間の東十条小夜子さん

大女優・綾小路姫子さんの代役として、妖怪役で銀幕デブーすることになりました。
ということで、2005年8月公開予定の映画「妖怪大戦争」の撮影スタジオへ。

08:00
スタジオ着、受付を済ませメイクおよび着替え。ワシはnotかぶりもの隊で、ヅラをかぶせられ、顔と手足をドーランで塗られる。
10:00
撮影開始。本日のエキストラは100人程度とのこと。ワイヤレスマイク装着の担当となり緊張する。
12:00
昼食。お弁当とお茶が配られる。
13:00
撮影再開。この後、夕食まで休憩時間ナシでひたすら待機&撮影。
18:00
夕食。白米と肉肉肉揚げ物+パスタサラダというスゴイ弁当をあっさり完食。「食べ残したら負け」by 大女優・綾小路姫子
18:50
撮影再開。
19:45
エキストラ部隊の撮影終了。

今日の撮影は、送電線の基礎部みたいなセットが組まれたスタジオで、戦ったり妖怪同士でぶつかり合ったり、とにかくワァワァ騒ぐ数カット
休み時間もそれほど多くなく、テストに本番と跳んだりはねたり叫んだりを何度も繰り返すので、かなりしんどかったです。
とにかく盛り上げて声を出して!といわれるのですが、ブルーシートを敷いた冷たい床の上でのしばしの休憩をはさみ、スタッフの誘導で移動・位置決めの後、すぐにテンションを上げろといわれても、なかなか……。
次回作(ねぇよ)以降は、いつでもすぐ役に入れるようにならなければっっっ
あと、CG合成のため、実際にはそこにないものに反応したりというのも難しかったです。
ホント、大女優になるのって大変ですね。

でも、映画の撮影現場を見るのは初めてだったので、いろんなことが新鮮ですごく面白かったです。
白い球や銀の球を撮影しているので何だろうと思ったら、照明や影、写り込み等のCGのデータ用である、とか。
ワイヤーアクションのワイヤーって人力で引っ張るんですね。すごいや。

あと、エキストラ係のスタッフが一生懸命働いていて好印象でした。待機に入るとすぐお茶が回ってきたり、撮影の合間にかぶりもの隊をウチワであおいでくれたりとか。
100人からのエキストラの中にはまぁいろんなヒトがいるワケで(苦笑)、妙に自意識過剰で「私のせいで撮り直しとかはないでしょうかっっっ」とかゆってるヒトをうまいことなだめたりとかね。スタッフは毎日こんなのを相手にしてるんだろなー。大変ねぇ。

22時頃解散、という話が、予定より早く出番が終わったので、ご報告がてら、綾小路姫子さんのお宅を急襲。
姫子さんに今回のチャンスをいただいたワケなので、記念品としてもらった妖怪カード60枚セット+αと、Tシャツ2枚のうち1枚を進呈、大変喜んでいただきました。

ちなみに今回の出演に関しては、お茶とお弁当、記念品は出ますが、ギャラなし&交通費自己負担。
記念品にTシャツ2枚は太っ腹だなと思いましたが、エキストラ妖怪500人なんて日もあったそうだし、エキストラの出演料やらCGで制作した場合の費用やらを考えたら安いもんですかね。
あと、エキストラの大多数が映画を観に行くなりDVDを買うなりすると思われるので、そういううまみもあるんでしょうな。
(ワシ何でかいつも端っこだったし、どうせ今日撮ったシーンなんてほんの1、2分使われるだけだろうし、とても映ってるとは思えないけど、まぁ一度は観るよな多分)

何はともあれ、疲れた&かぶりもの隊じゃなかったのが残念だったけど面白い体験でした。
重ね重ね、姫子さんに感謝。

追記:撮影中、なんか黒いマント姿のでっかいヒトが見に来てるなーと思ったら、きょーごくなつひこだったらしい。
な、なんか……お肥えになられました?(露出してる写真類が古いだけか)

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