未来に羽ばたく伝統芸能美の真髄

はじめに

わたくしの妹「ホテイ」が通っております着付け教室で、
「創作帯結びの時間」というのがあるそうです。

毎回、帯結びの偉い人がデザインした新作の帯結びを
真似るばかりではつまらないということで、わたくしに
オリジナルの帯結びをデザインしてほしいといってきたのが、
わたくしたち姉妹の「帯結びデザイン工房」結成のきっかけでした。

こうして皆さまの前で作品を発表できることは、
わたくしどもにとって至上の喜びです。
「自由闊達かつモダンで親しみやすい」と各方面から
絶賛のお言葉を頂戴しているわたくしどもの新作帯結びを、
たくさんの方にお楽しみいただければ幸いです。



「肉」の結び方
  • テを長く取り、二重太鼓を作る
  • テの両端にアンコを入れて絞り、骨を作る


作者のことば

れんげ(Design)
最初は「マンガに出てくる骨付き肉」をイメージしてデザインしましたが、実際には「はじめ人間ギャートルズに出てくるマンモスのぶった切り肉」になってしまいました。でも、これもなかなか気に入っています。写真のように、赤や茶色の帯を結ぶときに、特にお試しいただきたい帯結びです。

ホテイ(Arrange)
二重太鼓は最も格の高い結び方ですが、この「肉」結びでは帯揚げができないので、外出はされない方がいいでしょう。歩くときに腕が骨の部分に触れるようなアレンジにして、帯の感触を楽しむという新感覚を盛り込んでみました。



「肉」/「カニ」「ゾウ」「Tバック」「カタツムリ」