米国 自由形スキーイング 武者修行記
その4・・さぁ! 滑りましょ・・

アメリカスキー武者修行もようやくなんとか流れ出し、
スキー場に足を運ぶことが出来るようになりました。(^^;

ここまでの環境を作るのには色々な現地の方々の助けがあったのですが、
まだまだ実際にはたくさんの問題を抱えているのでした。



95/12/30 ちーすー じゃむ犬in USA

今日、SnowBirdはChristmas Holidayなので、特別コーチかなんかわからないけど、オットロシイ人たちが居た。(^^;

で、SnowBird FreeStyle Teamの紹介から、察するに。

Sean Smith:エアー台の下で、Memberにアドバイスしてた(!?)
Minna Karhu:女なのに、目茶凄かった(^^;
Todd Schirman
Rich Shanor:元トッププロモーグル選手
Jon O'brien:監督さん
Beau Brinkerhott:'89年世界ジュニアチャンプ
Mike McCarthy

と言う奴等が30゜〜35゜の斜面に馬鹿デカのエアー台をこしらえて、バコバコ滑るんだけど、最初そんなのしらなんで、それっぽい格好をしているちーやないすーに声をかけてくるから、イッチョかましたろうと思って滑ったら、その後ろから目茶糞速いスピードで、消え去っていってしまった。(^^;

それがまた・・・凶悪なコブなのよ・・・(^^;

それから、その競技コースをもした斜面に流れていったので、フラフラついていって、ないすーが滑るのをビデオに撮ろうとビデオを構えたら、ないすーが2ターン目でストックを折って転んで、「あららら〜」と言っていたら、その競技っぽい斜面でいきなり上でアイアンクロスヘリの下で3.5ツイスター。その後も色々超馬鹿デカのエアーを飛んで、最後にアメじゃむ(じゃむ犬に似た顔の、Divigと同じウェアの人)が暴走して終わり。

んで、今日の感想は、「アメリカでMogulっぽいウェアを着てる奴はマジで凄い」ということでした。日本みたいに凄いウェアで訳のわからん奴というのが全くおらん。こりはちっとやばいぞぇ。(^^;

ないすーは、帰りの車の中で「ちょっと今日REI(近所のアウトドアの店)で、野暮ったいウェア買ってくる」と言っていたので、引き留めてしまいました。(^^;

こっちの店には、Mogulみたいなウェアなんて全然置いていないけど、有るところにはきっとあって、それを手に入れたり、そういう(今日の奴等はHardCorpsが多し)ウェアを作ったりする奴は、本物だな・・・なんてね。

ちなみに、HardCorps(olympicのジャンのウェア)は簡単に手に入りますが。

[解説] ここでは、SnowbirdFreestyleTeamのクリスマスキャンプの光景だったのだけど、名前の出ている人たちはすべてコーチで、その他に選手達がたくさん・・・。後で知ることになるのだが、まぁすごい人たちなんですよ全く・・・。
 ところで、この書き込みがアップできているのは待望の電話回線が引けたのでした。これに関しては、ほぼ100%面倒を見ていただいた大山さんに感謝するばかりです。



95/12/30 ちーすー 今日はこっちも雪が降ったの。

>まさや

志賀で-15゚〜-20゚位っていったら、結構寒いんですよね。

こっちは、今日SkiAreaに行くと、新しく雪が降っていました。

気温は割と寒い方だったのですけど、それでも-15゜位でした。(無風で、晴れてたので体感はそれほどじゃなかったけど)

こちらでは、まだ本物のパウダーがははに会っていません。

ただ、コースを外れて、変なところを滑っていたら、林で行き止まりになって、アメリカの糞ガキにギャハギャハ笑われました。

その後、林と太股まで埋まる深雪と格闘したのはいうまでもありません。(だって、上に上がれないモン)



95/12/31 ちーすー 今日、悲しい事実の元と友達になった

今日雪がダダぶりだったんですが、頑張ってチェーンなしでSnowBirdまで行くと(なんと、アメリカの人は誰もチェーンをまかない)ブーツの真ん中くらいのPowderで、人の入らないところは結構な深さでした。

そこで、リフト下に小さなギャップを作り、ハーフヘリの練習なんかしてしまいました。(笑)太股くらいの新雪の中に飛び込むので、たまお君のように痛い目は見ません。(笑)

そうこうしている家に、GAD1というリフトの下に1mile位のコブ斜面を見つけて、30度くらいでちょうど斜度も良かったのでそこで練習していました。

新雪のコブなのでめちゃくちゃ楽しかったのですが、そうしているうちに調子が出てきて、「これなら、昨日の奴等を倒せるかな?」なんて考えていたところに奴等が来てしまいました。(^^;

あ〜らま、早いわ。(^^;  おいつけんでごわす。

ないすーは調子が悪く、1人で黙々と滑って転んでいたので、ちーは1人でへらへら彼らに近づいていって、「ついていっても良いですか?」と聞いて、

外人「そのサインは誰のだ?」
ちー「ジャンリュックのです」
外人「カナダのSummerCampに参加したのか?」
ちー「いえ、東京でもらいました」

なんて話しちゃって、Michと言う人と、Darel,Minnaという3人とはご挨拶をしました。

なんだか彼らは、メチャクソ上手くて、Minna(女子世界選手権10位らしい)についていくのがやっとで、Darelなんか、ポール無しで黒菱の上の方くらいの斜度のところをちーより格段に早く降りていきます。(^^;

10人くらいのプロフェッショナルな軍団だったけど、ないすーは、彼らが滑るより前にその斜面に入って、彼らが全員滑り終えて、ちーと下で「これから見かけたら声をかけてくれよ」なんて話している間もずっと転がり落ちていました。(笑)

明日からが楽しみだ。と思ったら、事件が起こってしまった。(涙)

[解説] ここで、一緒に滑った面々は
    ・・・まぁ慌てました。



95/12/31 ちーすー 非常にやばいんですけど・・・(^^;

今日は大雪でした。でも、LightSnowらしく、今晩はHeavySnowとの予報です。Calforniaも結構降っているような予報でした。

え〜〜、サンフランシスコにきっと行かないといけなくなる用事が出来たので・・・。車に乗っててくてく走って、ネバダを通って、スコーや、ヘブンリーに行けるかもしれまへん。(^^;

理由は・・・領事館に行かないといけなさそうなんです。(^^;

パスポートのことで詳しい人いませんか??>ALL

洗濯してもうた。<表紙が取れて、へろへろになっちゃった。(涙)

[解説] なんと!! パスポートを洗濯してしまい表紙がはがれ、ヘロヘロに・・・。サンフランシスコ領事館に問い合せると、来て下さいということだったので、それに関する書き込み・・・。洗ったことに気づいたときは衝撃でした。



95/12/31 ちーすー アメリカは

>ボマー

>>ところで足(車)はどうしてるの?安い?

日本では120%スクラップになる車が結構な値段で売っています。基本的には車検がないので(Emission,State Impressionという検査はあるけど)走ればずいぶん価値があるようです。

中古でも、程度のいい新しい物は新車とそれほど変わらないようで、新車のリースは、頭金0で月々$200もだせば、日本でなかなか乗れない高級車に乗れます。

ただし、中古車は$500位というと、Engineが無いとか、修理しないと乗れないとか、乗れても'74式ぐらいだったりして・・・。(^^;

自分たちは、Niftyの知り合いの御世話になっています<車



96/01/02 ちーすー 謹賀新年!!

と言っても実はまだ大晦日の夜なのだ。(^^;

旧年中は大怪我の多かったBUMP!ですが、今年は怪我の無いよう皆さんのますますのコブの中でのご発展と、アクロ、一部の方の空中技の冴えることを心より祈っております。

私は去年はパスポートを洗濯してバラバラにしたりと色々あったけど、今年は洗濯しないようにするぞ〜

誰か電話してくれ〜(^^;



96/01/02 ちーすー 新年早々ないすーがやった!!

Hello everybody!! & Happy New Year!!

今こちらは元旦の夜10時くらいです。今日、1年の初滑りをしにSnowBirdへ行って来ました!

2〜3日前から降り続いた雪でWasatch Mt.sもかなり景色が変わりました。SnowBirdもこの3日間で雪が1m以上増えています。

一昨日もパウダーだと思ったのですが、今日はそれをはるかに上回るDeep Day!で、SkiAreaの端や、林の中、Extreamなコースの中など胸までの新雪です。コブもほとんどなくなってしまいました。

コブを諦めて、今日は「新雪に埋まることにし曜日」にしました。午前中は、岩の上から飛び降りたり、パウダーライディングを楽しんだのですが、お昼からは流石に人が滑っていないところが無くなってきたので、PeruvianというMogulSkier御用達のリフトに遊びに行きました。

すると、ゲレンデの端っこで普通のSkierやSnowBoarderがバックフリップをしています。1人や2人ではありません。(^^; コブなんか全然滑れない人も、バコバコバックフリップを飛びます。(笑)目が点になりました。(^^; バックフリップをしない人はIronCrossHeriに挑戦します。アメリカ人の脳味噌は腐っているのかもしれません。

で、とうとうないすーがやってくれました!!(^^)

SkiMappleに「れん」の悲惨体験記が載っていましたが、ちーとPeruvianに乗ろうとしたないすーに、今日はいつもより高い位置にChairが来るので、リフトマンが"Hey,Guy Back!"と言っているのに、ないすーは聞かずに前に進んでいくと、日本人にはとうてい乗れない高さにChairが来て、ちーは後ろで上手く乗ったものの、前に行きすぎていたないすーのValeo BeltにChairの金具が引っかかり、何と彼はリフトからベルトで宙づりになってふわふわ進んでいったのです。

リフトは止められたのですが、あまりにも情けない宙づり姿にちーは笑ってしまい、リフトマンは"Guy! Are you Okay?"、リフトに並んでいるアメリカ人達は歓声とともに"Hey! Once more!!"(もいっかいやれ〜)と叫んでいます。

哀れないすーは、新雪の中に落とされて、その後のリフトにみんなに笑い声の中並んだのです。

で、ないすーが来るのをリフトの降り場で待っていると、なんだかドマンセマンのウェアを着た3人組と一緒にリフトから降りてきます。

で、そこで仲良くなったのが、茨城からSkiに来たBump Skier達だったのですが、その彼らと地元っ子がバックフリップしているジャンプ台でエアーをいくつか飛んだ後に、コブをたくさん滑りました。

途中から、SnowBirdFreeStyleTeamのミッチー達が、"Hi! Tatsu!"と声をかけてきたので、一緒に滑って、ミッチーの友達のスチュアート、その他大勢と一緒に滑りました。

ちーとないすーだけでもSnowBirdでは目立つのに、ドマンの3人組が加わっては、Peruvianの上から大勢が注目して声をかけてきます。(^^;

ミッチー達の強烈なSpeedには全く追いつきませんが、誉めてもらったりして、ちょっとご満足です。また、明日も日本人5人でミッチー達に遊んでもらいに行きます。彼らの中にはNoamに出るメンバーも何人かいるようですが・・・。

P.S.
今日、GAD2の方で出会ったBump Skierに、日本から来たMogulSkierだ、と自己紹介すると、「Noamには出るのか?俺はGOTAを知っているが、知ってるか?」と聞かれました。やはりGOTAは有名なようです。



96/01/04 ちーすー パスポート

新年からやっちまっていますが、汚れ物の中にPassPortを隠すという大胆な手口を考えたのですが、自分の注意力を忘れていました。(^^;

CoinLandryに洗濯物を取りにいって、表紙だけになったPassPortを見たときには流石にあわてました。(^^;

表紙と中身の糊付けが取れてバラバラになり、USのImmigrationの紙とか、よく引っ付いている紙なんかが粉々になりました。(^^;

領事館に電話しようと思いましたが、大晦日とNewYearDayなので、まだ何も連絡していません。

こちらにはまだしばらく滞在する予定ですので、SanFranciscoの領事館に問い合わせてみようと思っているのですが・・・これでも出国くらいはさせてくれそうですが、実際どうなんでしょう?ここからCiscoまで、車だと1日かかるし・・・やだな〜(涙)

[解説] これが、パスポート洗濯事件の詳細・・・困ったもんです。



96/01/05 ちーすー やられた

  今日(3日)、またまたSnowBirdFreeStyleTeamにやられた。はっきり言って、ぶっちぎりでちーが1番下手でおわす。(涙)このレベルの差は、
ないすー:今日のちー:FreeStyleTeamの平均
       =
はなくそ: めくそ :気持ちのいい汗

朝にTRAMでDarrenという、Mogulの先生と一緒になったんですけど、その時彼に、Mogulの道具を何処で買ったか聞くと、「全部スポンサーからもらってタダだ。」と言っていました。(^^;

今日は、TeamのDarrenが、ちーの事をみんなに紹介してくれました。紹介してもらったみんなは、Toroyや、監督のJon O'Brien、'89 Junior National Champion のBeau Brinkerhoff達で、三浦豪太の友達で、「3年一緒に練習した。」ということでした。

ようやく、誰が誰かわかりだしたんですけど、もうみんなメチャクソ上手くて15人くらいいるのに、圧倒的にちーが1番遅くて、エアーは糞で、腐っちゃいそうでした。

監督のJonに一緒に滑ってもええよ、と言われたので、頑張ってついていくずら。

こっちのMogulの練習は、監督がコースの上にいて、HeadCoarchがゴールでビデオを構えていて、無線で監督がビデオを指示するという感じでした。

ゴールしたら、Beauがあれこれアドバイスします。「TATSU」(ちーの呼び名)は、もっと遠くを見ないといけないようです。(^^;

ここしばらくコブの中に置いて、こんなミソクソなポジションに置かれた事は無かったので、こちらの本物さを感じています。(^^;(^^;(^^;

たかゆき達がこちらに来たら、マジでびびると思います。ちーが、日本からMogulの練習に来たと何とか通じて、落ちこぼれにぶら下がっている状態なので、ないすーは寄されていません。(^^;

今のところ、只のリゾートスキーヤーがヘリコやバックフリップを飛んでコブをガスガス降りているので、そちらに埋もれているようです。

P.S.
彼らのはまったときの凄い早さを見ていると、DownPressureのかけ方に今のちーと全く違う方法を感じます。(^^; 今年はまだ1日しか自分の滑りにはまった感触がないのですが、腰と上半身のポジション関係(きっと背骨と腰のジョイント部分)が悪くて、DownPressureがかかるまでの時間が彼らに比べると長いと思います。縦うねうね滑りももうちっといったら限界が来る予感がしますので、彼らに習って足首の角度を深くして、上半身で落ち続ける滑りを練習しようと思います。回転力をあげるために、もっとストックワークを早く正確にしないといけません。

以前、白馬飯店で話していた「全自動雪面捉えマシン」の進化版と思います。コブの頂点に来たら足首をねじ込むとかいってられません。(^^;(オイツカナイ)自動的にねじ込まれるポジションにみんな乗っているようです。(^^;(^^;(^^;



96/01/05 ちーすー まじやばいよ。あいつら・・・

昨日、みんなで撮ったビデオを見ていたら茨城県のドマン3人組の題名のようなつぶやきが入っていて笑いました。

フリップを見た初日は、着地は中級者の迂回コースで、パックされている平たいところになっていて、エアーのアプローチから着地点がほとんど見えないガスの中みんなポコポコフリップ飛んでいって、リフトの上からは「Go BIG!」と叫んでいるし、人が飛んでるのを見て、「じゃ、俺もやってみよ。」みたいな、外人が目茶多いの。(笑)

翌日(2日)GAD 2の横にエアー台を作って、それで遊んでいたらその隣で、コース脇の段差を利用して、思いっきり踏み切って体を直立させてそのまま横になり、15m位下の新雪に飛び込んでいく奴と、その直後にフロントフリップする奴やら・・・。

ちー達が、飛んでいると絶対に「フリップやれ〜」と言ってきて、最低でも横に回らないと満足してもらえません。(涙)



96/01/06 ちーすー 怪我人続発!

今日(4日)SnowBirdはまだまだ雪が降り続いているのですが(当初の晴天続きが嘘のよう)FreeStyleTeamのJasonと滑っていると(相変わらず、絶不調)、ちー達が、コブ斜面の下についたと時を同じくして遠くから暴走してきた大きな体のアメリカ人が立木に激突して膝の辺りの骨を折りました。急いでSkiPatrolを呼びにいったのですが、呼びに行く途中で林の中の新雪を滑っていたSkierがまた足を折っていました。

気を付けなければ・・・。

こちらは非常に安全な町として、全米でも珍しいそうなのですが、このところ廻りで事件が頻発しています。

先週は、駐車場で2台の車が壊されて、1つの部屋が荒らされました。

Sandyという、10km程先の町で、警察の車を盗んで銃を乱射するというめちゃめちゃな事件もありました。次のオリンピックの開催地に決まってから、外部の人が増えてきて治安が悪くなっているみたいです・・・。

んで、こちらで10日とか連続して滑っているとものすごく足が力弱くなってきます。CWX(1週間以上履いた)も間に合わないようです。

みなさんも、お正月の連続Skiで足が弱っていることと思いますが、いかが対処なされていますか?

食事療法、体操、その他いいアイデアがあれば教えて下さい。

この足のフラフラさでは、DeerValleyの大会は応援になってしまいそうです。



この様にして、どうやらスノーバードにも慣れてきました。
とうとう待ちに待った雪もどさどさ降りだし、
バードらしくなってきました。