米国 自由形スキーイング 武者修行記
その14・・やっぱりスキーは大人数だね!・・

友達がどんどん遊びにやってきました。
今回はたかゆきとふくぞうです。

どちらもNiftyのFSKIER Mes 8,9 BUMP!会議室での仲間ですが、
共に大学院生で卒業旅行と言うことで
たかゆきは3週間のバカンスの予定です。
散財するためにクレジットカードという強い味方を引き連れてきました。
一体どうなるのか非常に楽しみです。

BUMP!会議室の中では共に上手な方の2人ですが、うーーーん。


96/02/28  ちーすー たかゆき、ふくぞう到着

今晩無事にたかふくが到着しました。たかゆきは、早速REIに行き、$159.99でライケルのブーツとサーモインナーを購入しました。

サーモインナーを作っているときに、最初のトライで、右左間違えて入れて、できあがったらカカトに人面瘡ができていて驚いていました。

たまおさんって方は、サーモインナーのみに2万円出したそうで、ブーツ込みで$159なら人面瘡の1つや2つ付いていても仕方がないかと思いましたが、やはりたか様は気に入らないらしく、店員のJonに頼んでももう一度作ってもらいましたが、今度は、作るときに引っ張りすぎて長靴みたいに長いインナーができてしまいました。

ぱっと見、膝下10cmといったところです。

明らかに、なるちょの7万円のサーモインナーライケルよりはるかに上の方まで伸びています。安いし、長いしちょっと得した気分です。(^^)

[解説] がはははは、懐かしくて笑っちまうぜぃ。BUMP!会議室ではかなり古くからの友人である、たかゆきとふくぞうの到着なのだが、先に遊びに来ていたまっちゃんが空港で彼らを拾ってくれて、家に荷物を置いた後にREIというアウトドア専門店(大きな店で値段も安い)で待ち合わせたのだが、到着後すぐにブーツを買うという暴挙に出ています。(笑)
これから多用される言葉の中に「ばぶる」というものがありますが、バブル期の日本経済のようなものの買い方という事を意味します。
また、サーモインナーもアメリカ人がクソ力で引っ張ったせいか、ブーツから大きく飛び出したものが出来てしまい、非常に笑えました。安くて大きいなんていいことです。また、人面瘡というのは本来背中や膝など体の一部分にこぶができ、だんだん大きくなって人間の顔になり、物を食べたり話したりするという恐ろしい怪奇現象ですが、たかゆきのサーモインナー(温めて成形するライケル社のインナーブーツ)は成型時に失敗して、カカト部分が大きく皺よって人面瘡のようになっていたのでした。
みんなで「こんなおしゃれなインナーは日本でだれも持っていないのでこのまま使うべき」と薦めたのですが気に入らないようでした。
ちなみに、長靴のようになっているサーモインナーは一見の価値有りです。スキー場で、真っ黒のライケルブーツを履いているたかゆき君に出会ったら是非、ウェアの裾をまくってもらって下さい。(笑)



96/02/28  ちーすー お気楽隊ビデオを見て

今日、たかゆきが持ってきてくれたビデオを見たので、要望があった人たちに技術コメントを付けさせてもらいます。

>たみき

う〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん・・・・・・・・・・・
すげぇモーグルの人の格好の方が良かった。今の格好じゃ、アメリカじゃ通用しないよ。だめだめあんなの。バレオは外巻きだよ。

滑りは、まぁいいんじゃないの??
スポタカの時は、ちょっと・・・だけど、お気楽隊ではだいぶ進歩していました。ちょっと、滑りの各部分部分というか、体のパーツの動きがちぐはぐだから滑り込めば、それがまとまってくるような気がする。

滑りの端はしに、研究の成果が見えるから、頑張ってね。

また、整地を速いスピードで滑って、強い操作を覚えては??

[解説] たみきという大阪在住のBUMP!会議室メンバーがいるのだが、彼が大会で滑っているビデオをたかゆきに託してアメリカまで送ってきました。
後にアメリカ人モーグル選手の間で大いに受けることとなる、そのビデオを見て、たみきの技術に対してコメントして欲しいというご無体なお願いに、公共の場の会議室を使ってお答えしました。
文章前半の「バレオは外巻きだよ」という部分について、ちょっと補足。以前、たみきは非常に変わったファッション(一部で大好評)で滑っていました。それは、黒い野暮ったいワンピースの腰に蛍光イエローの腰ベルトを外から巻き付け、膝には黄色いバンダナを巻くという「技術の程は分からないが、ただ者ではないファッション」なのだ!!
ビデオの中でどこにでもあるサロペットで滑っているたみきに失望したコメント。(笑)



96/02/29  ちーすー  なるちょ新聞2/28

>BOB、としぞ

今日、天気が良かったので、なるちょ(男24歳)は元気になって山に上がりました。昨日とは違う気分で滑るようですが、崖の方に行って、「ちー、これやばいよ、たかゆきとかふくぞうとか絶対降りれないよこんな所」とのたまわっています。

その後、数回転びながら降りたなるちょ君でありましたが、午後から今週末の試合に向けたチームの練習に混ざってきて、いままであった人なんかに「ないすとぅーみーちゅー」と言いまくっています。 飛ぶと思ったのに、エアーも飛びません。何だかガックリです。明日はやってくれることでしょう。

エアー台は、1.5mくらいのそくり返った台なので、再びなるちょ君が気を失う可能性も高いと思われます。

SnowbirdはきっとDMを送らないことでしょうが、運が良ければステッカーくらいは手に入れるかもしれません。

(続く)

[解説] なんだかわからないんだろうなぁ・・・普通の人は・・・(^^;
たかゆき&ふくぞうが到着する日の昼間の話。3人で滑っていたのだが、崖などへ行ったあとに、Inter Mt. 地区選手権のコースが整備中だったので、そこで練習をかねて滑っていました。ところが、あまりに飛ぶエアー台になるちょは進入できません。
ザウスでエアーの直後爆裂し、気を失って救急車に乗り、ザウスからお見舞いのDMとステッカーをもらった彼ですが、Snowbirdはステッカーをくれないので無茶したくないのでしょう。(笑)



96/02/29  ちーすー わしのも

>たまお、KAN

なるちょのお薦めで、$59のサーモインナーを入れたら目茶軽くなってしまった。インナーの重さがフォーミングの時の半分以下と思う。

カカトのホールドが甘いけど、それほど深刻な問題ではない。

[解説] たまたま、セールでサーモインナーが\6000強で販売していた。ラッキーなので、最終的に2つ買ってしまった。(^^;



96/03/02  ちーすー Craig Rodmanに挑戦状を叩き付けられる

まじでやばいっすよ、今日は・・・

今日は、なるちょと崖を飛んだ後に大会コースに行って練習に入りに行ったら、崖とんだ後の脱力感でやる気無し男になっていて、全然滑れなかったところ、リフトの上からコースを見ていると、「なんかやばい奴がいるよ〜」。見てると上のエアーで考えられないデカさでトリプルを飛んで、病気な早さで駆け抜けて行き、下でダフィーツイツイを入れていってしまい、BFAのウェアを着ています。

なんだ〜あいつ、やばすぎる・・・と思ったらCraig Rodmanでした。

「えっ、俺もしかしてRodmanと試合するの??」って思ったらRodmanの周りのお方達はまたまたUS Teamで、6、7人キチガイなパフォーマンスをしてくれます。「この人達と戦うのやだよ・・・」と思って、ラインに入ろうとしたら入れましぇん。

レースの5日も前からコースオープンして、毎日アホほど滑っているので、なんかやばいことになっています。 なるちょが果敢に挑戦しましたが・・・3コブ目くらいでさようならしていました。

たか君、ふくぞうくんは入って来ません。

んで、コースクローズの後、Rodmanの周りを物欲しげにうろちょろしていたら、US Teamの知り合いのお方が、紹介してくれてRodmanとお話ししました。

Rodman「いつまでいるんだい??」
Tatsu「6月末まで練習してます。いつもビデオで見てるっす」
Rodman「試合には出るのかい?コースは良いだろう」
Tatsu「土曜の選手権に出場します。僕にはきびし〜〜〜でちゅ」
Rodman「お互い良い試合をしよう」
Tatsu「うへへへへ、取りあえず、握手して下さい」

おいおいおい・・・Rodmanに試合申し込まれちゃったよ。やべえよこりゃ。
とうとうちーも世界のドアをノックしちゃったね・・・(^^;

んで、AZUSAも無事到着しました。

−ふくぞうSaid−
やつら狂ってるよ〜
なんと膝の動きはちーの2倍のストロークで、ちーの2倍の早さで動いています。どうすればあんなのが出来るのだろうか、みんなで悩んでます。

−たかゆきSaid−
普通の選手はちーのエアの体1つ上を飛んで行きます。不思議なことにすぐコントロールに入ります。さらにCraig Rodmanは普通の選手の体1つ上を飛んでアホなスピードで駆け下ります。これじゃちーがビリになってもしょうがありません。
こういう風に言えとちーにたのまれました。

−なるちょSaid−
板(OLD HART F-17)買わされました。

見るとやるとでは大違いだと外人のHなビデオを見て思いました。あんな2コブなラインではターン出来ません。

[解説] 大会数日前、練習中の風景。この日初めて、たかゆき、ふくぞうがSnowbirdを滑る。到着直後に、ものすごいものを見ることになったのだが・・・。
コースオープンが大会の4、5日前からで、一般人を入れずにやたら早いの選手のみでコブを刻んでいくので、恐ろしく早いコブができ上がります。
Craig Rodmanというのは、WCでおなじみのモーグル選手で、96シーズンはデュアルWCで優勝しています。膝の動きは不思議なくらい早いです。
しかし、感心している場合ではなく、自分も大会に出場しなくてはいけません。コブが深く、強烈になるにつれてだんだん滑りづらくなってきます。どうしよぉ。



さぁ、ようやく武者修行記も一時日本帰国を控えて、
友人がひっきりなしに訪ねている時期に入りました。
もぅ、寂しい思いはしなくていいのです。
ギャグをかましても理解してくれないないすーに、
説明付きのギャグを無理して話す必要もありません。
幸せな時代がやってきました。

  最後の発言にあるように、この武者修行のの舞台作成に大いに力を貸してくれた
AZUSAも仕事をかねてアメリカの我が家まで顔を出しに来てくれました。
AZUSAがレストランへおいしい物を食べにつれていってくれます。
しあわせだなぁ。